「できるだけ無添加のおやつを選びたいけど、市販のものってどうしても気になる…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
私自身、
子どもが小さいころからおやつには気を使ってきましたが、
完璧に避けるのって正直むずかしいですよね。
だからこそ、「だったら自分で作ってみよう!」と思い、
手作りラムネに挑戦してみました。
今回ご紹介するのは、以下の2パターンのレシピです👇
- 市販の添加物を控えた、家庭で手軽に作れる“ゆる無添加”ラムネ
- 合成添加物を使わず、自然素材にこだわった“本気の自然派ラムネ”
どちらも、
香料・着色料・保存料などは使わずに作れるので、
お子さんとのおやつタイムや自由研究にもぴったり。
そんな方の参考になればうれしいです☺️
手作りラムネってどうやって作るの?
ラムネと聞くと、つい
「工場で作るもの」
「おうちでは無理そう」
と思ってしまいますよね。
私も最初はそう感じていたのですが、
材料を調べてみると意外とシンプルで、
「あ、これなら家でもできるかも」と思ったんです。

👩🦰 粉を混ぜて、ぎゅっと押し固めて乾かすだけ。
難しそうに見えても、作ってみたらびっくりするくらい簡単でした!
ラムネ作りは、
- 材料が少なくて手に入りやすい
- 火を使わないから子どもと一緒でも安心
- 混ぜる・押す・乾かすの3ステップで完結
という、
おやつ作りビギナーさんにもやさしいレシピなんです。
市販のものとまったく同じにはなりませんが、
**素材の風味や甘さを楽しむ“手作りの良さ”**があるのが、
このラムネの魅力だなぁと感じました。
無添加ラムネの基本レシピ(材料&手順)


まずは、家庭で作りやすい
「基本の無添加ラムネレシピ」をご紹介します。
香料や着色料などは使わず、
必要最小限のシンプルな材料で作れるのがポイントです。
材料(約15〜30個分)
- 粉糖:50〜100g
- コーンスターチ:10〜20g
- 食品用クエン酸:小さじ1/2(約2g)
- 水:小さじ1〜1.5(2.5〜3.75g)
- レモン汁:小さじ1/2(2.5g)
- 食品用重曹:小さじ1/2〜1(2.5〜5g)
- 食紅(お好みで):ほんの少し(赤・青など)



👩🦰 家にあるものでほとんど作れるのがうれしいポイント。
私は食紅を使わず、ナチュラルな白いままで作ってみましたが、それも優しい雰囲気で気に入っています。
作り方
- 粉糖とコーンスターチをボウルに入れて、よく混ぜる。
- 別の容器でクエン酸・水・レモン汁を混ぜ、①に加える。
- 水分がなくなったら、重曹を加えてよく混ぜる。
→ この順番を守らないと、発泡してしまうので注意! - お好みで食紅を加えて、全体を混ぜる。
- 小さじ1/2くらいのスプーン2本を使って、粉をぎゅっと押し固める。
- 並べて、半日〜1日乾燥させたら完成!



👩🦰 子どもと一緒にやると、スプーンで成形するのが楽しいみたいで夢中になってました。
「押す力が足りないと崩れやすい」など、ちょっとしたコツもあって、自由研究としてもアリだと思います◎
作るときのポイント


ラムネ作りはシンプルですが、
ちょっとしたタイミングや手順で仕上がりに差が出ます。
以下のポイントをおさえると、崩れにくくておいしいラムネが作れますよ。
✅ 重曹を入れるタイミングに注意
水分が残っているうちに重曹を入れると、
その場でシュワシュワ発泡してしまいます。
クエン酸+水+レモン汁を混ぜてからしっかり粉と馴染ませて、
最後に重曹を加えるのがポイント!
✅ 成形は「ぎゅっ」と力を入れて
スプーン2本で粉を押し合うようにしっかり固めると、
崩れにくく乾燥後もしっかりした形になります。
クッキー型や製氷皿などでもOKですが、
小さめサイズの方がうまくいきやすいです。
✅ 乾燥は1日おくのが基本
湿度が高いと乾きにくく、ベタつきの原因に。
風通しのよいところに置いて自然乾燥が基本ですが、
時短したいときは50℃以下のオーブンで数分乾かすのもアリです。



👩🦰 最初に作ったときは、重曹を早く入れすぎてシュワ〜っと膨らんでびっくり💦「ちょっと理科の実験みたいだね」と言いながら、親子で楽しめました(笑)
使われる材料って無添加なの?クエン酸・重曹はどうなの?
「このラムネ、“無添加”って書いてあるけど…クエン酸や重曹って、添加物じゃないの?」
私自身、最初にレシピを見たときにそう思いました。
ここでは、
ラムネに使われる“ちょっと気になる材料”が実際どう扱われているかを、
やさしく整理してみます。
🧂 無添加ってなに?実はちょっとあいまいな言葉なんです
「無添加」って聞くと、
“なんにも余計なものが入ってない”って思いますよね。
でも実は、この言葉には
はっきりしたルールや定義がないんです。
お菓子や食品のパッケージに「無添加」と書いてあっても、
実際には
食品添加物にあたる成分(クエン酸や重曹など)が入っていることもあります。
たとえば…
材料 | 添加物扱い? | 補足 |
---|---|---|
クエン酸 (食品用) | ✅ 添加物 (酸味料) | 工業的に作られるものが多い |
重曹 (炭酸水素ナトリウム) | ✅ 添加物 (膨張剤) | 家庭でも使われるが、食品添加物 |
食紅 (合成色素) | ✅ 添加物 | 赤色〇号などは完全に添加物 |
天然色素 (ビーツ、抹茶など) | ❌ 添加物ではない | 自然由来の素材として扱える |
レモン汁 (果汁) | ❌ 添加物ではない | クエン酸の代用にもなる |
でも、これらは
市販のお菓子にもよく使われているごく一般的な成分で、
「香料・着色料・保存料を使ってないですよ」
という意味で“無添加”とされていることが多いんです。



👩🦰 私も最初、「えっ、これも添加物なの?」とびっくりしました。
でも調べていくうちに、「なるべくシンプルな材料で、子どもにわかるものを選ぶ」ってことが大事なんだなって思うようになりました。
ちなみに、消費者庁が出している資料でも、
「“無添加”って表示するなら、使ってるもののこともちゃんと伝えてね」
と注意喚起されています。
👉 参考:食品添加物の不使用表示に関するガイドライン(消費者庁)
こんなふうに、「無添加=ゼロ」じゃなくて、
どこまでを避けたいか、自分で選ぶのが大事ってことですね☺️
このあと紹介するレシピも、
“使う材料”を見ながら、自分に合ったほうを選んでみてください。
💡 こんな考え方もあり
- 市販のラムネに比べて添加物がかなり少ないから“無添加”と紹介されるケースが多い
- 家庭でよく使う重曹やクエン酸でも、気になる方は“自然由来の代用”で置き換えることができる
- 「できる範囲でシンプルに」も、立派な“ゆる無添加”の選択肢
さらにこだわりたい方へ|自然素材だけで作るやさしいラムネ
「クエン酸や重曹も気になる…」
「できるだけ自然に近い素材で作ってみたい」
そんな方には、
合成添加物を使わず、自然素材にこだわったラムネレシピもおすすめです。
甘さはやさしく、シュワシュワ感も控えめですが、
素材の香りと手作りならではの味わいを楽しめます。
自由研究や食育にもぴったりですよ🍋
自然派レシピの材料(約15〜20粒分)
- 粉糖 or きび砂糖(粉末)50g
- きび砂糖はブレンダーなどで粉砕して使用可
- 米粉 or片栗粉 5g
- 滑らかさ用。コーンスターチの代用に
- レモンパウダー(自然由来)1〜2g
- ドライレモン果汁などの無添加品
- ベーキングパウダー(アルミフリー・無添加)2〜3g
- 入れなくてもOK(発泡感を出したい場合)
- レモン汁(無添加)小さじ1/2
- 自然な香りと酸味づけに
- 天然色素(ビーツ・抹茶など)
- 必要に応じて色づけに使用
- 水 少量
- 生地をまとめる程度に調整
作り方


- 粉糖(またはきび砂糖の粉末)と米粉をボウルで混ぜる
- レモンパウダーとレモン汁を加えて混ぜる
- 水を少しずつ加えながら、生地を湿らせてまとめる
- 発泡感を出したい場合は、ここでベーキングパウダーを加えてよく混ぜる
- 天然色素で色づけ(必要に応じて)
- 小さじ1/2のスプーンや型でギュッと成形
- 常温で1日乾燥、または50℃以下のオーブンでゆっくり乾燥させる
作ってみた感想(かなえより)
このレシピは、
“無添加のなかでもできるだけ自然に近いものを使いたい”
という思いから試してみました。
見た目は素朴で、
シュワっと感も控えめですが、「レモンの味するね!」
と子どもがちゃんと気づいてくれたのがうれしくて☺️
一緒に作る中で、
「なんで膨らむの?」「これはどんな味かな?」
と会話も広がって、
おやつ+学びの時間になった気がします。
おやつを“与えるだけ”じゃなくて、
“一緒に作る”って、やっぱり楽しいですね。
アレンジもいろいろ!色や味を変えて楽しもう
基本のラムネができたら、
ちょっとした工夫でぐっと楽しくなるのが手作りの魅力。
見た目や風味にアレンジを加えることで、
子どもも飽きずに楽しんでくれます。
🎨 色づけアレンジ
- 食紅(使う場合はごく少量)
- 天然素材での色づけがおすすめ
→ ビーツパウダー(ピンク)、抹茶(緑)、紫芋パウダー(紫)など



👩🦰 うちは食紅の代わりに紫芋パウダーを使いました。ほんのり色づいてかわいくて、味にもコクが出た気がします♪
🍋 風味アレンジ
- 柑橘系:ゆず・すだち・かぼすの果汁でさわやかに
- ジュース:100%フルーツジュースで甘酸っぱく
- はちみつやメープルシロップを少し加えてまろやかに(入れすぎ注意)
⭐ 形のバリエーション
- スプーンで球状に固めるのが基本ですが…
- クッキー型、シリコン型、製氷皿などを使えば、星形・ハート形なども簡単に!
- 型抜きしやすくなるよう、ややしっとりめの生地にすると◎



👩🦰 子どもは形にすごく反応してくれるので、型を変えるだけでテンションが上がります(笑)
100均のミニ型やシリコンモールドが便利でした!
親子で楽しむ自由研究にもぴったり
ラムネ作りって、
実は**ちょっとした“化学反応の実験”**なんです。
クエン酸と重曹(またはベーキングパウダー)を
組み合わせることで生まれるシュワシュワ感は、
酸とアルカリが反応する現象。
これ、理科で習う内容そのものなんですよね。



👩🦰 実際に子どもと作ったとき、「これ入れたら、しゅわってなるの?なんで?」って質問攻めに(笑)
「酸っぱいレモンと、ベーキングパウダーが合わさるとね〜…」
なんて説明しながら、一緒に調べて学びにもなりました◎
🔍 自由研究にするときのポイント
- 使う材料の違い(重曹あり/なし、レモン汁とレモンパウダー)で比較
- 色の違い・形の工夫・乾燥時間でどう変化するか観察
- 実験レポートとしてまとめれば夏休みの自由研究にもばっちり対応!
🧒 学年別の活用イメージ
- 未就学〜小学校低学年:一緒に作って楽しむ/“食べもの”を知る食育として
- 小学校中学年以降:反応の理由を調べてまとめる/実験レポート形式で自由研究に



👩🦰 手作りおやつって、ただ「食べる」だけじゃなくて、「作る時間」や「学ぶ時間」が増えるのがいいなぁと感じました。
「なぜ?」って思う気持ちを一緒に楽しめるのも、
手作りならではですね☺️
【まとめ】
ラムネって、買うものだと思っていたけど――
実はおうちで、しかも“無添加寄り”で作れるなんてちょっと驚きでした。
今回ご紹介したのは、以下の2つの手作りレシピ:
- 🍬 手軽に作れて市販よりも添加物を控えた「ゆる無添加レシピ」
- 🌿 合成添加物を使わず、自然素材にこだわった「本気の自然派レシピ」
どちらも、香料・着色料・保存料は使わずに作れるという点では共通しています。
そしてなにより、子どもと一緒に作って、食べて、学べるという“おやつ+α”の楽しさがあるのが、手作りの良さだと思います。
👩🦰 私も完璧な無添加生活は正直むずかしいけど、「ちょっと気をつけてみようかな」って思えたときに、こういうレシピがあるとすごく助かるな〜と感じました。
作ってみると意外と簡単だし、なにより子どもが楽しそうなのが一番のごほうびですね☺️
「できる範囲で」「選べる方法を知っておく」
そんな“ゆる無添加”な気持ちで、ぜひラムネ作りを楽しんでみてください♪
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